かねてより弊社では従業員に対して「職住近接」を提唱して参りました。職場と住居が近接していることは会社にとっても従業員にとってもメリットだらけです。
「職住近接」を実現するために会社の周辺には社宅が数件あります。また、弊社で管理しております賃貸物件が沢山あります。これらを「社宅規定」により割安で従業員に賃貸することは、従業員の通勤ストレスを削減するだけでなく、会社としても遠方から通勤する社員の交通費の削減等のメリットがあり、賃貸物件に至っては身元が知れた弊社の社員が居住することによりオーナーさんも安心できるという、一石二鳥ならぬ一石三鳥となります。
これからの時代に人材不足を解消すべく、育児や介護・雇用による地域発展のために中小企業の役割として弊社が行なうべきことは、以下の通りであると考えております。
- ・高齢者の雇用
- ・女性の雇用
- ・障がい者の雇用
- ・ヤンチャの雇用
これらを実現する第一歩として、平成30年1月14日に満65歳の誕生日を迎え、定年退職となる社員を嘱託契約として再雇用致しました。(令和6年6月現在6名になりました)これまで長期間に亘って積み上げてきた実績、顧客との信頼関係を最大限にいかして活躍していただけるものと期待しております。
また70期には「在宅勤務制度」を導入し、自分や子どもの病気、育児や介護等で数日間または長期間に及んで出勤することが不可能な際に、これまでの経験と知識を活かして在宅で業務ができる体制を整えました。72期には男性社員の積極的な家事・育児の参加、共働き世帯のワークライフバランスを応援する、増木版男性育休制度「私定時前に帰ります」を制定しました。また、コロナ禍には緊急事態宣言直後に「新型コロナウイルス等対策規則」を制定し、安心して自宅で療養できることにより社内での感染拡大を防止致しました。このように環境が変わっても退職することなく、末永く働く事を可能にする制度を毎年充実させております。
まだプロジェクトを始動したばかりですので詳細についてはこれから検討していく段階ですが、どこの業界でも生産性の向上・人材不足が叫ばれる今日この頃、この新たな働き方改革の制度は、必ずやこれからの時代に欠かす事のできない制度になると確信しております。
これまで「休日がなくて当たり前」「労働時間が長くて当たり前」「3K(きたない・きつい・給料が安い)が当たり前」であった建設業ですが、縁あって入社した老若男女いる社員のワークライフバランスを保ちながら、会社は社員が培ってきた実績を生かして企業として存続する。
これが、お客様に「200年残したい企業」と言っていただける企業であるための必須条件と考え今後も邁進していきたいと存じます。
令和6年6月1日
株式会社増木ホールディングス
代表取締役 増田敏政